施術の基礎知識
レーザー相談で聞くフィッツパトリック分類|肌色と色素変化
フィッツパトリック皮膚型は、肌の色と、日光で赤くなりやすいか・黒くなりやすいかによる分類です。主観的な分類ですが、レーザー治療の照射量を見積もる際によく使われます。表皮のメラニンはレーザーのエネルギーを吸収します。IV〜VI型では施術後に色が濃くなる・薄くなるリスクが、集団として高いと報告されています。番号だけで個人の反応や機器・設定は決められません。
- 皮膚型は主観的な分類です。個人の皮膚評価には置き換えられません。[1]
- 表皮にあるメラニンは、レーザーのエネルギーを吸収します。[1][2]
- IV〜VI型の色素変化リスクは集団間の比較で、個人の経過を予測しません。[1]
- 顔色だけから皮膚型の番号や照射条件は決められません。[1][3]
NCBI Bookshelf掲載のStatPearlsは、肌の色と日光への反応で皮膚型を説明しています。照射量を見積もる際によく使われますが、個人の設定値を示す分類ではありません。[1]
フィッツパトリック分類は主観的
肌の色と、日光を浴びた際の赤くなりやすさ・黒くなりやすさを組み合わせた分類です。StatPearlsは主観的な分類と述べ、レーザー治療の照射量を見積もる際に使われると説明しています。[1] ただし、番号から具体的な照射量や個人の設定は導けません。
表皮のメラニンはレーザーを吸収する
レーザーや光治療では、色素が濃い皮膚と薄い皮膚の構造や働きの違いも考えます。韓国皮膚科学会は、メラニンを皮膚の主要な発色団の一つ、つまり光を吸収する成分と説明します。[2] StatPearlsも、表皮のメラニンがレーザーエネルギーを吸収すると述べています。[1]
IV〜VI型のリスクは集団で比べたもの
StatPearlsは、レーザーや光治療後の過色素沈着(色が濃くなる変化)と低色素沈着(薄くなる変化)のリスクが、フィッツパトリックIV〜VI型で高いと説明します。[1] 集団を比べた結果であり、ある人に必ず起きるという予測ではありません。
機器や波長の順位は示していない
同じ資料によると、色素が濃い皮膚では表皮のメラニンがレーザーエネルギーをより多く吸収し、表皮損傷に伴う副作用のリスクを高める可能性があります。[1] それだけで機器、波長、出力の優劣や個人の設定は決められません。
顔色と皮膚型番号は別に見る
ソウル大学病院は、肝斑への化学的ピーリングや色素レーザーなどを説明する中で、顔色が濃いほど炎症後色素沈着などの副作用が起こる可能性が高いと述べています。[3] この注意は肝斑治療についてのものです。顔色を正式な皮膚型番号と同じものにしたり、すべてのエネルギー施術へ広げたりはできません。個人の皮膚の状態は診療で確かめます。
考えられる主なリスク・副作用
レーザーや光治療の後には、過色素沈着や低色素沈着が起こり得ます。[1] 同じ資料は、色素が濃い皮膚で表皮損傷に伴う反応が起こるリスクも指摘しています。ソウル大学病院による炎症後色素沈着への注意は、肝斑治療の範囲で読みます。[3] 皮膚型はリスクを考える手がかりですが、安全の保証にはなりません。
参考文献
- Sharma AN, Patel BC. “Laser Fitzpatrick Skin Type Recommendations.” StatPearls, NCBI Bookshelf. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK557626/
- 韓国皮膚科学会「레이저」(韓国語)。https://www.derma.or.kr/new/general/treatment.php?mod=document&uid=3318
- ソウル大学病院「기미」(韓国語)。https://www.snuh.org/health/nMedInfo/nView.do?category=DIS&medid=AA000203
よくある質問
フィッツパトリック皮膚型とは何ですか?
肌の色と、日光を浴びた際の赤くなりやすさ・黒くなりやすさで分ける分類です。NCBI Bookshelf掲載のStatPearlsは主観的な分類と説明しており、番号だけで皮膚の状態をすべて表せるわけではありません。
レーザー相談で皮膚型を確認するのはなぜですか?
StatPearlsによると、この分類はレーザー治療の照射量を見積もる際によく使われます。表皮のメラニンはレーザーのエネルギーを吸収します。ただし、分類だけで個人の照射条件は決められません。
IV〜VI型ならレーザーを受けられませんか?
受けられないとは言えません。StatPearlsによると、レーザーや光治療後に色が濃くなる・薄くなる変化のリスクは、IV〜VI型の集団で高くなります。特定の人に起きるかどうかを予測したものではありません。
顔色が濃いと肝斑治療後の色素沈着は増えますか?
ソウル大学病院は、肝斑への化学的ピーリングや色素レーザーなどを説明する中で、顔色が濃いほど炎症後色素沈着などの副作用が起こる可能性が高いと述べています。肝斑治療についての記述であり、すべての機器施術や皮膚型番号には当てはめられません。