肌・スキンケア
ニキビ跡の赤み・色素沈着・クレーターはどう違う?
「ニキビ跡」には、赤みや褐色の色の変化と、へこみ・盛り上がりなど表面の変化が含まれます。同じ場所に重なることもあります。腫れ・痛み・膿があれば、まだ炎症が続いている可能性もあります。写真1枚で瘢痕の種類や対応は決められません。
- 平らな赤みや褐色は、まず色の変化として説明できます。「ニキビ跡」は診断名ではありません。
- へこみは萎縮性瘢痕、盛り上がりは肥厚性瘢痕などの可能性があります。見た目だけで型は決められません。
- ケロイドは元の傷の範囲を越えて広がるため、盛り上がりだけでは区別できません。
- 色と凹凸が同時に残ることもあります。腫れや膿があれば、炎症が続いている可能性も考えます。
いま見えている色と表面の高さを分けると、状態を伝えやすくなります。韓国皮膚科学会、韓国疾病管理庁、ソウル峨山病院の資料も、ニキビ後の色変化と瘢痕を分けて扱っています。[1][2][5]
赤みや褐色でも表面が平らなら
赤みや褐色があっても、表面が周囲とほぼ同じ高さなら、まず色の変化として説明できます。日本皮膚科学会によると、炎症が治まり平らになった後も赤み(炎症後紅斑)が残る場合があります。「跡」という言葉だけでは瘢痕かどうか分かりません。[2][5][7]
へこみは表面の高さの変化
へこみは、周囲より皮膚表面が低くなった構造上の変化です。韓国皮膚科学会と韓国疾病管理庁によると、ニキビの後に萎縮性瘢痕が残る場合があります。写真1枚では、へこみの深さや境界まで正確には分けられません。[1][2]
盛り上がりだけで種類は分かりません
盛り上がった跡には、肥厚性瘢痕もあります。韓国疾病管理庁によると、ケロイドには元の傷の範囲を越えて広がる特徴があります。見た目の盛り上がりだけでは、この2つを区別できません。[1][2][4]
腫れや痛みがあれば炎症が続いていることも
色の変化とへこみは、同じ場所に残る場合があります。反対に、腫れ・痛み・膿を伴う病変なら、過去の跡ではなく炎症が続いている可能性もあります。韓国皮膚科学会とソウル峨山病院は、炎症性ニキビが後の色変化や瘢痕につながる場合を説明しています。[1][5]
写真では触った感じや深さが分かりません
写真は色の記録に役立ちます。ただ、触った感じやへこみの深さ、盛り上がりが元の病変の範囲を越えるかまでは分かりません。照明でも浅い凹凸の見え方は変わります。「赤いが平ら」「茶色く、触ると平ら」「へこんでいる」のように、色と高さを分けて伝えます。
大きくなる盛り上がりや新しい炎症
盛り上がりが大きくなる、かゆみや痛みが出る、または新しい炎症性の病変が続く場合は、古い跡と決めつけず診察で確認します。写真だけで瘢痕の種類や必要な処置を判断すると、続いている炎症や元の傷を越える盛り上がりを見落としかねません。[1][4][5]
参考文献
- 韓国皮膚科学会「보통여드름 (Acne vulgaris)」(韓国語)。https://www.derma.or.kr/new/general/disease.php?mod=document&uid=994
- 韓国疾病管理庁・国家健康情報ポータル「여드름」(韓国語)。https://health.kdca.go.kr/healthinfo/biz/health/gnrlzHealthInfo/gnrlzHealthInfo/gnrlzHealthInfoView.do?cntnts_sn=3947
- 韓国疾病管理庁・国家健康情報ポータル「청소년의 안전한 화장품 사용」(韓国語)。https://health.kdca.go.kr/healthinfo/biz/health/gnrlzHealthInfo/gnrlzHealthInfo/gnrlzHealthInfoView.do?cntnts_sn=6622
- 韓国疾病管理庁・国家健康情報ポータル「켈로이드」(韓国語)。https://health.kdca.go.kr/healthinfo/biz/health/gnrlzHealthInfo/gnrlzHealthInfo/gnrlzHealthInfoView.do?cntnts_sn=3749
- ソウル峨山病院「여드름」(韓国語)。https://www.amc.seoul.kr/asan/healthinfo/disease/diseaseDetail.do?contentId=31543&tabIndex=0
- ニキビ跡に関する韓国語の動画(2026年9月16日公開)。https://www.youtube.com/watch?v=pQ-zLGkIRcU
- 日本皮膚科学会「にきび Q2 どのような症状ですか?」。https://qa.dermatol.or.jp/qa3/q02.html
よくある質問
ニキビ跡の赤みも瘢痕ですか?
赤みだけが残り、表面が周囲とほぼ同じ高さなら、まず色の変化として説明できます。ただし、写真では細かな凹凸まで分からず、赤みだけで瘢痕の有無は決められません。
ニキビ跡の茶色い部分は、すべて色素沈着ですか?
色素の変化が関係する場合はあります。ただ、写真の色だけでは原因を決められません。光の当たり方や皮膚の凹凸によっても見え方は変わります。
クレーターと色素沈着は同じ場所に残りますか?
残ることがあります。へこみと赤み・褐色の変化が重なったときは、色と表面の高さを別々に伝えると状態が伝わりやすくなります。
盛り上がったニキビ跡は、いつ診察が必要ですか?
盛り上がった跡があるときや、新しい炎症性の病変が続くときは、写真だけで種類を決めず診察で確認します。大きくなる、かゆい、痛いといった変化も伝えてください。